SGLT2阻害薬がもたらす心保護作用―臨床エビデンスと分子メカニズムの最前線―
サイトへ公開:2026年08月20日 (木)
2026年10月8日(木)開催のJardiance Cardio LIVE Academiaです。「SGLT2阻害薬がもたらす心保護作用―臨床エビデンスと分子メカニズムの最前線―」を前嶋 康浩先生にご講演頂きます。
抄録:
SGLT2阻害薬は糖尿病治療薬として開発されましたが、その後の大規模臨床試験により、糖尿病の有無を問わず慢性心不全患者の心血管イベント発症を抑制することが明らかとなり、現在では心不全治療における基盤薬のひとつとして位置付けられています。
一方で、心筋にはSGLT2の発現がほとんど認められないことから、その優れた心保護作用を説明する分子メカニズムについてはいまだ十分に解明されていません。これまで、浸透圧利尿や血行動態改善、交感神経活性の抑制、ケトン体代謝の変化など、全身作用を介した機序が提唱されてきましたが、近年ではSGLT2阻害薬が心筋細胞へ直接作用する可能性を示す基礎研究が数多く報告されています。私たちはケミカルプロテオミクス解析を用いてSGLT2阻害薬の新規標的分子の探索を進め、その候補としてミトコンドリアATP合成酵素を見いだしました。さらに、分子ドッキング解析や生化学的解析を通じて、ミトコンドリア機能や細胞死制御との関連について検討を進めています。
本講演では、最新の臨床エビデンスを概説するとともに、SGLT2阻害薬のoff-target作用に関する最新知見や、私たちの研究成果を交えながら、心保護作用の分子基盤について循環器診療への展望も含めてご紹介します。
※効能又は効果
〈ジャディアンス錠 10mg・25mg〉
2型糖尿病
〈ジャディアンス錠 10mg〉
慢性心不全 ただし、慢性心不全の標準的な治療を受けている患者に限る。
慢性腎臓病 ただし、末期腎不全又は透析施行中の患者を除く。
登壇者
前嶋 康浩 先生
スケジュール
2026年10月08日 (木)
SGLT2阻害薬がもたらす心保護作用
―臨床エビデンスと分子メカニズムの最前線―
主催:日本ベーリンガーインゲルハイム株式会社
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